断熱リフォームで快適な住まいに|効果・施工方法・実例
「夏は冷房が効きにくい」「冬はとにかく寒い」──それ、家の断熱性能が原因かもしれません。
築10年以上の住宅は、施工当時の省エネ基準が現在より緩く、UA値(外皮平均熱貫流率)やC値(気密性能)が不十分なケースも多く見られます。
この記事では、断熱リフォームの基本・メリット・施工方法、そしてビルドアートで実際に行った改善事例を、建築の専門視点からお届けします。
目次
1. なぜ断熱リフォームが必要なのか?
断熱とは、外気の熱を遮断し、室内の熱を逃がさない仕組みのこと。
断熱性能が低いと、冷暖房を使っても効きが悪くなり、以下のような問題が起きやすくなります。
- リビングと廊下の温度差が10℃以上ある
- ヒートショックリスク(特に高齢者)
- 冷暖房費の増大(夏・冬で月5,000〜7,000円差が出ることも)
ビルドアートでは年間30件以上の「断熱見直し」相談を受けています。大切なのは、“性能の底上げ”から見直すという発想です。
2. 断熱リフォームで得られる3つの効果
- ① 年間を通じて快適な温熱環境
夏は日射熱の遮断、冬は暖かさを保つことで「廊下でも寒くない家」が実現。 - ② 光熱費の削減
断熱性能が向上すると冷暖房効率が上がり、月平均3,000〜5,000円の節約になるケースも。 - ③ 健康リスクの低減
脱衣所・トイレの冷えを抑えることでヒートショックの予防に直結します。
3. 断熱リフォームの施工方法と優先部位
① 窓まわりの断熱(最優先)
熱の出入りの約6〜7割が「窓から」とされており、Low-E複層ガラス+内窓の組み合わせは効果大。補助金対象になるケースもあります。
② 天井・床・壁の断熱補強
天井裏に高性能グラスウールを追加したり、床下に断熱材を施工。間取り変更とあわせて断熱等級4〜5相当へ改善することも可能です。
③ 玄関ドアの断熱化
玄関ドアを断熱仕様(複層構造+パッキン密閉)に変えることで、エアコンの効きが体感で2段階変わったという声もあります。
4. 施工事例|断熱リフォームで実感した効果
- 【事例A】築18年の木造住宅にて「内窓+天井断熱施工」で月の電気代が約28%削減
- 【事例B】断熱玄関ドア+洗面脱衣室の断熱パネル追加で、「冬でも素足で快適」との声
- 【事例C】外壁塗装と同時に壁断熱を強化し、「冷房の効きが格段に違う」と高評価
5. まとめ|断熱性能が暮らしの満足度を左右する
「今の家を、もっと好きになりたい」「夏も冬も快適に過ごしたい」──それを実現するカギが断熱リフォームです。
ビルドアートでは、お住まいの築年数やライフスタイル、予算に応じて無理のない優先順でご提案しています。
家の中が“我慢する場所”にならないように、一歩踏み出してみませんか?