目次
1. 収納が多い家がうまくいかない理由
「収納が多い=便利な家」と思われがちですが、実際には収納を増やすことが原因で後悔するケースも少なくありません。
- 収納が通路を狭めて動線が悪くなった
- 使わないモノまでしまい込み、モノが増えてしまった
- 家族で共有しづらく、管理が煩雑になった
つまり、「収納の多さ」は、暮らしやすさに直結しないこともあるのです。
2. 収納は“量”より“質”が重要
収納において最も大切なのは「どこに・なにを・どうしまうか」が考えられていること。
同じ床面積でも、使い勝手や管理のしやすさに大きな差が出ます。
■ 良い収納の条件とは?
- 使用頻度に応じて「取り出しやすさ」が考えられている
- 家族全員が使いやすい位置・高さにある
- モノの“居場所”が明確で散らかりにくい
3. 満足できる収納をつくる3つの考え方
❶ 「使う場所の近くに収納を配置する」
キッチン用品はキッチンに、掃除道具は各部屋の近くにと、使う場所と収納が離れていると結局しまわなくなることも。
❷ 「見せる収納」と「隠す収納」のバランスをとる
全てを隠すと使いづらく、すぐに出せる「見せる収納」と組み合わせると、ストレスなく整理整頓ができる。
❸ 「家族全員で使える共有収納を計画する」
たとえばリビングに共有の文具・書類収納スペースを設けたり、玄関に家族全員の外出グッズをまとめたり。
使い方を明確にしておけば、「誰のモノかわからない問題」も防げる。
4. ビルドアートの収納設計事例
■ 実例:家族で使える大型ファミリークローゼット
- 各部屋に収納を分散せず、洗濯→収納→着替えを一箇所で完結
- 子どもも「自分の場所」が分かりやすく、整理整頓しやすい
■ 実例:玄関横の土間収納+可動棚
- ベビーカー、アウトドア用品、靴、上着など多目的に活用
- ライフスタイルに応じて棚を変えられる自由度も魅力
■ 実例:見せる×隠すのミックス収納
- リビングの壁面収納に本や雑貨を「見せる」棚
- 書類・生活感あるモノは扉付き収納にしまってスッキリ
5. まとめ|収納は「家づくり」そのもの
- 多ければ良いのではなく、生活に合った収納こそ価値がある
- 使いやすさ、家族の動線、整理整頓のしやすさを重視
- 暮らしの質を高める“設計としての収納”を意識する
注文住宅なら、家づくりの段階であなたの生活にぴったりの収納を設計できます。