FILE.76床下エアコンを採用した、やわらかな光が入る居心地のいいフラットな家
神奈川県横浜市 Y様邸
敷地面積:125.08㎡(37.84坪) 延べ床面積:99.43㎡(30.08坪)
都道府県:神奈川県 市区町村:横浜市
タグ:ナチュナル,床下エアコン,2階建て,ウッドデッキ
「大きな敷地ではないけれど、ゆったりとしたレイアウトの明るい家をつくりたい」というY様のご希望が家づくりのコンセプトとなりました。家の顔となる玄関アプローチには、四季を感じさせてくれる植栽をスロープに沿って配置。玄関のドアを開けると、室内と段差なくつながる広々とした玄関土間が現れます。そこから先はLDK、サニタリースペースなど1階の室内すべてに至るまで、すべてがフラット。採光計画に基づいた最適な窓の配置や間接照明で、どこにいても明るく澄んだ空間が続きます。ウッドデッキやLDK、寝室などあらゆる場所に配置されたグリーンが暮らしに彩りを添える、ステキな家となりました。
またY様邸には「床下エアコン」を採用しています。床下エアコンは、一般的なエアコンを床下に設置して、エアコンの温風で家全体を暖める仕組み。床下を暖めた暖気は、リビングや洗面所など、家の各所に設置したガラリ(通気口)からフワリと上がってきて、部屋中を温度ムラなく暖めることができます。
今回、Yさまのご要望で設置した床下エアコンですが、Yさまからは
1)家中どこにいても暖かく、かつエアコン一台の稼働なので電気代も節約できて、とても快適に過ごすことができている。
2)日中はエアコンを付けなくても、家が暖まっているので、晴れた日であれば、さらに窓からの日射取得で、薄着でも過ごせるくらい。
3)夕方から夜寝る前までにエアコンを付けておけば、朝は家中が暖まっている状態なので、朝寒くて起きるのが辛いということもない
といった感想をいただいています。

外観
明るく清潔感のあるライトグレーの塗り壁に、ドアと軒天の木目柄を合わせて温もりを演出した外観。将来を考えて玄関アプローチはスロープにしています
玄関ガーデン
玄関アプローチには季節ごとに葉色の変化する樹木を植えて、四季の移り変わりを演出しています
玄関ホール
上がり框のないフラットなバリアフリー仕様で、広々とした玄関ホール。かわいらしいアールの下り壁の向こうは、大容量の土間収納。玄関の壁掛けウッドパネルなど和を感じさせる演出は奥様のセンスです
リビング
玄関から見た広々とした明るいリビング。カーテンのかわりに採光と遮像を調節できるノーマンのハニカムスクリーンを採用しています。キッチンは奥様のご要望だったステンレスのシステムキッチン
ダイニング
ご主人・奥様ともに熱望していたのが、モールテックスで塗装したデザイン性の高いキッチンの腰壁。腰壁の正面のニッチは、テーブルの天板の高さに合わせて開けています
リビング
リビングからウッドデッキを撮影。天井にダウンライトを付けず、照明は間接照明をメインに。ニッチにTVを収納するアイデアなど、極力凸凹を抑えスッキリとした空間づくりを意識しました
洗面室
ミラーの上の高窓から隣家の植栽を借景。ミラーに映り込んでいるのは、洗面台の向かい側の壁面に造作した大きなタオル収納です
床下エアコン
1階の階段下に設置したルーバー。中には床下エアコンを収納しています
主寝室
白を基調とした清潔感のある2階の主寝室。グリーンが空間に安らかさを与えて、上質な眠りを誘います
ご夫妻の趣味部屋
2階の洋室は、ご夫婦の好きなものばかりを集めた趣味の部屋。写真に写っているのは奥様の洋裁道具です
階段ホール
壁面を利用して大収納の書棚を造作しました