FILE.59アンティーク家具が印象的なクラシカルな家
階数:2階建て神奈川県横浜市 H様邸
敷地面積:243.38㎡(73.62坪) 延べ床面積:127.39㎡(38.54坪)
都道府県:神奈川県 市区町村:横浜市
タグ:ナチュナル,2階建て,吹き抜け,中庭,無垢材
大きな窓のある家で、外からの視線を気にせず、ゆったりと過ごしたい。H様がそんな想いで探した土地は、住宅地の高台です。ご夫婦とお子さまふたりの4人家族が多くの時間を過ごすリビングは、居心地の良さを追求して、開放感あふれる吹き抜けの大窓に。開口部の方角は、南側のダイレクトな日差しを避け、自然の柔らかな明るさを感じられる北東側に向けました。
室内の床と玄関の土間は、風合いと経年劣化が楽しめるチークの無垢材を採用。インテリアは、木材の魅力がにじみ出るシンプルなアンティーク家具でコーディネートして、重厚感のあるクラシカルな雰囲気になっています。
海外での生活が長かったご夫婦の「良いものを手入れしながら長く使う」という価値観に合った暮らし方が実現できる、すてきな住まいが完成しました。

吹き抜けの大空間リビング
北東側に大きな窓のある、開放的な一階の吹き抜けリビング。このような大胆な窓の配置は、外からの視線が気にならない高台だからこそ。白い壁の柔らかさにアンティーク家具の重厚感を加え、引き締まった空間となっています
リビング
床は、年数を経てさらに味わい深くなるチークの無垢材。ソファ前のローテーブルは、ローラアシュレイのスモールボックスコーヒーテーブル。建具は大きなガラスをはめ込んだものを採用するなど、ひとつひとつこだわりを持って選んでいます
ダイニングキッチン
風合いのあるダイニングテーブルは100年以上前のイギリス製のアンティーク。窓の下のチェストもローラシュレイのアンティーク家具を取り入れるなど、深みのある上質なインテリアに仕上がっています
キッチン
無垢の框トビラを採用したタカラスタンダードのシステムキッチンは、奥様がネットで見つけて、一目で気に入ってしまったもの。デザインはもちろん、引き出しがたくさんあり収納力も抜群です
廊下から扉越しに見たリビング
キッチンの裏側にあたる廊下からは洗面室やトイレにつながるドアがあり、水回りスペースを効率よく配置しています
玄関土間も無垢のチーク
写真中央の段差までが土間部分で、室内の床と同じく無垢のチーク材を使用。汚れて一層味わいが出るという、そもそも土間のないアメリカ的な自由な発想から生まれた、ご夫婦のアイデアです。右のカーテンの奥は大容量の土間収納
廊下
濃いネイビーの室内ドアが、空間をヴィンテージな雰囲気に演出。壁には家族の写真をパネルにして、絵画のようにディスプレイしています
洗面コーナー
おしゃれで機能的な木製の洗面化粧台は、キッチンと同じタカラスタンダード製。扉や天板はキッチンとおそろいです
トイレ
かわいらしい手洗いボールは、シルバニアファミリーが大好きという奥さんのために、そっくりなデザインをご主人が見つけ出したそう
主寝室
シンプルで清潔感のあるベッドルーム。窓の外に広がるグリーンもインテリアの一部に
外観
玄関側の壁材は、温かみがあり、メンテナンスに手間の掛からないタイルを採用
外観
柔らかな陽光を取り入れるため、日差しが強い南側を避け、あえて北東向きの壁全面に大きな窓を配しています
イングリッシュガーデン
北東の明るい日陰に広がるイングリッシュガーデン。時間が経つにつれてどのように変化していくか楽しみです