
梅雨に入り、天気が不安定な日が続く季節。洗濯物が乾かない、外に出かけるのも億劫……そんな日でも、自宅にちょっとした“外の心地よさ”が感じられる場所があったら嬉しいですよね。 そこで今回のテーマは「インナーバルコニー」。 屋根のある半屋外空間は、天気に左右されずに使える実用性と、心がふっと軽くなる癒しをあわせ持つスペース。 注文住宅ならではの工夫次第で、暮らしの質がぐっと上がる空間になります。 今回は、そんなインナーバルコニーの魅力と設計のコツを詳しく解説します。
目次
目次
- 1. インナーバルコニーとは?アウトドアと屋内の“いいとこ取り”
- 2. インナーバルコニーが活躍するシーン
- 3. メリット・デメリットを整理して考える
- 4. インナーバルコニーの設計ポイント|失敗しないために
- 5. ビルドアートの施工事例と提案力
- 6. まとめ|日常に心地よい“ゆとり”を
1. インナーバルコニーとは?アウトドアと屋内の“いいとこ取り”
インナーバルコニーとは、屋根のあるバルコニーのこと。完全な屋外スペースではなく、建物の一部として囲われていることで、雨や風の影響を受けにくく、使い勝手がとても良いのが特長です。
似たような言葉に「ベランダ」や「ルーフバルコニー」がありますが、インナーバルコニーはそれらに比べて“屋内的な使い方”に近いのが特徴。まるで一部屋増えたような感覚で使えるのも魅力です。
インナーバルコニーは、「第2のリビング」や「半屋外リビング」とも呼ばれ、家時間をより豊かにしてくれる空間です。
2. インナーバルコニーが活躍するシーン
洗濯スペースとして
- 屋根があるので、急な雨でも安心
- 外干し派にも◎、目隠し壁をつければプライバシーも確保
- 花粉や黄砂対策にも効果的
家族や一人の“くつろぎ空間”として
- チェアとテーブルを置いて、カフェのような空間に
- 朝食や夕涼みにもぴったりの癒しスペース
- 休日のブランチやリモートワークのリフレッシュにも◎
子どもやペットの遊び場として
- シャボン玉、プール、テント遊びなど、天候に左右されず遊べる
- ペット用のトイレスペースや見守りスペースとしても人気
趣味の場として
- ガーデニングやハーブ栽培に最適
- DIYや読書、音楽鑑賞など“自分だけの時間”を楽しむ場に
3. メリット・デメリットを整理して考える
メリット
- 天候に左右されず使える(洗濯・趣味・くつろぎ)
- 室内に近く動線が良い
- 外からの視線を遮りやすくプライバシー性が高い
- アウトドア空間を気軽に取り入れられる
- 屋根付きのため、家具や植物が傷みにくい
注意点(設計で解消可能)
- 奥行きが浅いと使い勝手が限定的に → 奥行1.5m以上を推奨
- 採光が不足する場合がある → 隣接する部屋に吹き抜けや高窓を設けて解決
- 容積率や建ぺい率に注意 → 法規チェックを設計士と一緒に行うこと
4. インナーバルコニーの設計ポイント|失敗しないために
- 奥行きは最低1.5m、できれば2m以上確保するとテーブルセットも置きやすい
- 床素材は滑りにくく耐久性のあるものを選ぶ(タイル・木調デッキ・FRPなど)
- 排水・雨水処理の設計をしっかり(勾配とドレン設置)
- 照明・コンセント・水栓の設置で使い方の幅が広がる
- フルオープンのサッシや折れ戸で室内との一体感を演出
- 視線を遮るパネルや格子で安心感も確保
5. ビルドアートの施工事例と提案力
- 洗濯動線を意識した2階インナーバルコニーとランドリールームの直結プラン
- リビングからつながる大開口のインナーバルコニーで、まるでカフェのような家
- ペットと過ごすための防水・排水完備のメンテナンスしやすい空間
▶ 施工事例集はこちら:DREAMHOUSE
6. まとめ|日常に心地よい“ゆとり”を
インナーバルコニーは、“天候に左右されない快適なアウトドア空間”として、日常の中に心地よさと遊び心を取り入れられるスペースです。
- 洗濯・くつろぎ・趣味・育児・ペットなど幅広い用途に対応
- 設計次第でデメリットもカバー可能
- 空間に“ゆとり”をもたらす場所として高い満足度
ビルドアートでは、ライフスタイルに合ったインナーバルコニーのある家をご提案しています。