ペットと快適に暮らせる家づくり|におい・動線・素材選びの工夫

2025.06.15

住まいづくり

犬や猫などのペットは、家族の一員。だからこそ、人にもペットにも心地よい住まいづくりが求められます。とはいえ「におい」や「キズ」「動線の不便さ」など、住まいに関する悩みもつきものです。今回は、注文住宅でペットと快適に暮らすための空間づくりのコツを、ビルドアートの実例も交えて紹介します。「人もペットも笑顔で暮らせる家」のために、取り入れたいポイントをチェックしてみましょう。

目次

1. ペットと暮らす家でよくある悩み

ペットとの暮らしで、特に多く聞かれる悩みは以下の3つです:

  • におい…動物特有のにおいやトイレ臭がこもる
  • キズ…フローリングや壁、ドアに引っかき傷・噛み跡がつく
  • 動線…室内移動のしやすさや安全性に課題がある

また、「滑ってケガをする」「ペットが脱走しやすい」「来客時に隔離しづらい」といった声もあり、これらは家のつくりや素材選びで解消できる部分も多くあります。

2. ペットにやさしい家づくりの基本方針

人と同じように、ペットにとっても暮らしやすい環境を整えるには、次のような方針で住まいを考えることが大切です。

❶ 素材の選定を慎重に

  • 床材は滑りにくいものを(クッションフロア、コルク材など)
  • 壁はキズに強い素材やキッチンパネル等で保護

❷ 動線とゾーニングを明確に

  • 玄関→リビング→ペットスペースなどをスムーズにつなぐ動線設計
  • トイレスペース、食事場所、寝床などを固定化し習慣化を促す

❸ 温熱環境と換気に配慮

  • ペットは暑さ・寒さに敏感なので、床暖房・通気・日陰づくりがポイント
  • 空気清浄機や換気計画でにおい対策にもつながる

❹ 家族の生活と共存できる仕組みを

  • 来客時にペットが落ち着けるスペースを設ける
  • 掃除・メンテナンスのしやすさも重要(収納・洗い場の配置)

3. におい・キズ・動線の3大ポイント

■ におい対策

  • ペットトイレ付近に換気扇・窓を設ける
  • 脱臭効果のある壁材(エコカラットなど)を使用
  • 空気がこもらない回遊動線で通気性を高める

■ キズ・汚れ対策

  • ひっかき・噛み跡対策に腰壁やペット対応クロスを活用
  • 床は傷の目立ちにくい柄・色味でコーティングも有効
  • 玄関や勝手口に土間スペースを設けて散歩後の足洗いにも便利

■ 動線・安全性の工夫

  • 階段や段差はスロープやクッション材でやさしく
  • ドアを開けっぱなしにできるゲートの設置
  • キッチンや寝室への侵入制限も可動式の柵などで対応

4. ビルドアートの設計工夫・実例

  • LDKとペットスペースを緩やかに区切る引き戸式の間仕切り
  • 床はすべりにくいフロアタイル+床暖房で快適に
  • 中庭を囲む間取りで脱走防止と採光・通風を確保
  • 玄関土間→洗い場→ペットスペースへとつながる動線

▶ 実例はこちら:DREAMHOUSE

5. まとめ|人にもペットにも心地よい住まいを

  • 素材選びで「におい・キズ」対策を
  • 動線や温熱環境を意識したゾーニング
  • 人もペットも無理なく共存できる空間づくり

ビルドアートでは、ペットとの生活スタイルを丁寧にヒアリングしたうえで、最適な住まいを提案しています。ぜひ一度ご相談ください。

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