
日差しが心地よい季節、家の中にやわらかな光が入ってくると、自然と気持ちも明るくなりますよね。 家づくりで「間取り」や「内装」にはこだわっても、「家の配置=建物の位置や向き」については見落としがちです。 でも実は、家の配置次第で室内の明るさ・風通し・プライバシー・動線の快適さまで大きく変わってくるのです。 今回は、注文住宅だからこそできる“敷地に合わせた家の配置”について、わかりやすく解説します。
目次
目次
- 1. そもそも「家の配置」って何?
- 2. 配置の工夫で得られる4つの快適性
- 3. 敷地条件別|おすすめの建物配置パターン
- 4. 注意すべき配置の失敗例と対策
- 5. ビルドアートの設計提案例|暮らしやすさを生む配置
- 6. まとめ|配置を制する者は、家づくりを制す
1. そもそも「家の配置」って何?
家の配置とは、「敷地の中で建物をどこに、どの向きで建てるか」を決めること。
たとえば——
- 南道路なら南に庭を設けてリビングを明るく
- 北道路なら北側に玄関、南側にリビングを配置
- 角地なら視線や日当たりを分散しながら採光を確保
など、敷地の特性や周辺環境に応じて設計します。
注文住宅では間取りの自由度が高い分、この“配置計画”をしっかり考えることが、快適な暮らしへの第一歩になります。
2. 配置の工夫で得られる4つの快適性
配置ひとつで、次のような暮らしやすさが変わってきます。
- 採光性:窓の向きと隣家の位置を考えた配置で、リビングやキッチンに明るさを確保
- 通風性:風が抜ける向きを意識した配置で、夏も自然な涼しさに
- プライバシー性:道路や隣家からの視線を遮り、落ち着いた空間に
- 動線効率:車の出し入れ、玄関までのアプローチ、室内動線のつながりがスムーズに
このように、“配置を考える=暮らしやすさの土台をつくる”ということ。
3. 敷地条件別|おすすめの建物配置パターン
南道路の敷地
- 建物は敷地北側に寄せ、南側に庭や駐車スペース
- リビング・ダイニングを南向きに
- 冬の日差しも取り入れやすく、洗濯動線もスムーズ
北道路の敷地
- 建物は北側道路に面し、玄関・駐車場を北側に
- 南側はプライベートな庭と明るいリビングを確保
- 窓の配置に工夫して南光を室内に取り込む
東西道路の敷地
- 東道路:朝日を取り込みやすい
- 西道路:午後の日差しを調整する工夫が必要(庇や植栽)
- 採光と遮熱のバランスをとる配置が鍵
変形地・狭小地
- 旗竿地でも建物の向きを工夫すれば、明るいリビングが実現可能
- ウナギの寝床形状は中庭や吹き抜けで光を取り入れる
4. 注意すべき配置の失敗例と対策
よくある失敗
- リビングが道路側で落ち着かない
- 隣家と窓が向かい合い視線が気になる
- 駐車場から玄関までが遠く雨の日が大変
対策ポイント
- 建物の向きを少し斜めに振ることで視線を外す
- 高窓や袖壁でプライバシーを確保
- アプローチの屋根や壁で動線を快適に
設計の工夫次第で、“困りごと”は“心地よさ”に変わります。
5. ビルドアートの設計提案例|暮らしやすさを生む配置
ビルドアートでは、配置計画を含めたトータルな家づくりを提案。
- 角地の敷地を活かして、中庭を中心に各部屋を配置したプライベートな住まい
- 北道路の敷地において、2階リビング+バルコニーで明るさと開放感を両立
- 狭小地でも玄関→キッチン→ランドリールームへと続く効率動線を実現
▶ 施工事例はこちら:DREAMHOUSE(施工実例集)
「この敷地にどんな家が建てられる?」という疑問も、具体的な提案で解決できます。
6. まとめ|配置を制する者は、家づくりを制す
注文住宅は“間取り”だけでなく“敷地に合わせた配置”で暮らしの質が大きく変わります。
- 配置=光・風・視線・動線を最適化するベース
- 敷地条件ごとの工夫で、どんな土地も暮らしやすく
- 設計力があれば、変形地や狭小地も理想の住まいに
ビルドアートでは、敷地を読み解く力と、暮らしに寄り添う設計力で“その土地だからこそできる家”をご提案します。