玄関で印象が決まる!来客対応・収納・動線まで考えた玄関づくりのコツ

2025.05.28

住まいづくり

梅雨入り前のこの時期、外と中をつなぐ“玄関空間”を見直すにはちょうどいいタイミング。 あなたの家の玄関、使いやすさや印象には満足していますか? 今回は、「玄関」で後悔しないための設計ポイントを、来客対応・収納・動線の3つの視点からご紹介します。

目次

1. 玄関は「家の第一印象」を決める場所

玄関は、家族が毎日通る場所であると同時に、来客にとっては“はじめに出会う場所”。たとえ家の中が整っていても、玄関が暗かったり雑然としていたりすると、印象は大きく下がってしまいます。

一方で、明るく風通しの良い玄関、使いやすい収納、すっきりとした空間は、それだけで“暮らしの質”を感じさせるものです。玄関は単なる出入り口ではなく、暮らしの「顔」であり、「機能空間」でもあります。

2. 来客・家族・荷物…誰のための玄関かを整理する

玄関づくりでまず考えたいのは、「誰の使いやすさを重視するか」。来客用なのか、家族の日常導線なのか、それとも宅配やゴミ出しなど“モノ”の通り道として重視するのか。

来客視点を重視するなら

  • 玄関ドアを開けたときの視界に配慮(視線の抜け、飾り棚や照明)
  • 靴の整頓、コート掛けやベンチの設置も好印象に

家族視点を重視するなら

  • ファミリー玄関(裏動線)で生活感を分離
  • 帰宅後の手洗い・ランドセル置き・ゴミ仮置きまでを設計に含める

荷物視点を重視するなら

  • 宅配ボックスの設置位置とアクセスのしやすさ
  • ベビーカーやアウトドア用品の“ちょい置き場”確保

3. 動線と収納が玄関の使いやすさを左右する

どんなに見た目が良くても、動線が悪くて使いにくい玄関は、毎日のストレスになります。

  • 靴の脱ぎ履きが狭くてしにくい
  • 上着やカバンを置く場所がない
  • 鍵や印鑑を探すのに手間取る

これらはすべて、設計段階で対処できること。

動線の工夫例

  • 玄関 → 手洗い → リビングの“帰宅動線”
  • 玄関 → パントリー → キッチンの“買い物動線”

収納の工夫例

  • シューズクロークをウォークスルー型に
  • コート・傘・アウトドアグッズをまとめて収納できる壁面収納
  • 棚や引き出しにラベリングして子どもでも使いやすく

4. よくある後悔ポイントとその対策

後悔1:玄関が狭くて来客時に靴が散乱

対策:広さだけでなく“形状”を意識して設計。横幅を少し広げるだけで体感が変わる。

後悔2:ベビーカーやアウトドア用品の置き場に困る

対策:玄関内の奥行きを活かして“納戸化”するのが効果的。シューズクローク+物置きゾーンで解決。

後悔3:冬場の寒さ・夏場の湿気が気になる

対策:断熱性能と換気設計の見直し。玄関ドアの断熱グレードや床下断熱の強化も検討を。

5. まとめ|家族にフィットする玄関は“暮らしやすさ”につながる

玄関は、家の中で最も“出入りが多い”空間です。だからこそ、単なるデザインやおしゃれさだけでなく、家族構成・生活スタイルに合った機能性を備えることが重要です。

使いやすい玄関は、家族の「ただいま」「いってきます」が気持ちよくなる場所。来客にも「いい家だな」と感じてもらえるポイントです。

理想の玄関を叶えるために、ぜひ今回のポイントを取り入れてみてください。

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