工務店が教えます!注文住宅会社のおすすめの選び方

2021.07.26

住まいづくり

マイホームの購入を決意したものの、一体どの住宅会社を選べばよいかわからず悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。住宅会社には大きく分けて「ハウスメーカー」と「工務店」があります。そこで、今回は注文住宅会社おすすめの選び方を両者の違いまで分けて解説します。

注文住宅会社のおすすめの選び方!5つのポイント

家を建てる計画を初めてまず最初に選ばなければならないのは、「土地」と「住宅会社」です。住宅会社はハウスメーカーと工務店で非常にたくさんの会社があり、選ぶのには基準を設ける必要があります。そこで今回は、住宅会社を比較する際のポイントを5つご紹介します。

工法・構造

工法・構造は大きく分けて木造、鉄骨造、鉄筋コンクリートの3つに分けられます。それぞれの特徴をつかみ、自身の理想の一戸建てに合う工法を選びましょう。

一般的で選択肢が多い木造

木造住宅は多くの一戸建て住宅で取り入れられている一般的な工法です。そのため、有名なメーカーのほとんどが取り扱っており、建築費も安く抑えられます。

特徴は2つあります。一つは、必要に応じて耐震性・断熱性・気密性などの住宅構造をカスタマイズできる点です。もう一つは、設計の自由度が高く、間取りなどをライフステージに合わせた増改築がしやすい点です。
注意点としては、施工精度が現場の技術に左右される点です。木造住宅を選ぶ際は、住宅会社の対応だけではなく施工会社の技術についても注意して選ぶとよいでしょう。さらに、シロアリが発生するリスクもありますので、後述するアフターサポートが充実しているかも木造住宅の場合は特に重視したいポイントです。

高層階の建物でよく使われる鉄骨造

鉄骨造は工場で部材を作り、現場では組み立てるだけというプレハブ工法を採用している工法です。そのため、住宅の施工精度が施工会社に左右されにくい点が特徴です。

鉄骨造を取り扱っている会社は多くなく、大手のハウスメーカーに限られるため建築費は高額になりやすい点には注意が必要です。

丈夫で耐久性が強い鉄筋コンクリート造(RC造)

鉄筋コンクリート(RC造)は高い耐震性と耐火性が特徴です。そのため、地震などの自然災害でも家が倒壊するリスクは少なく、長年住み続けても劣化しにくい点が魅力です。また、鉄筋コンクリート造は施工単価が高い点も特徴のひとつです。

注意が必要なのは、鉄筋コンクリートの建物は他の構造よりも重量があることです。この場合、土地によっては地盤改良工事などの費用が発生する可能性があります。実は鉄筋コンクリート造の一戸建て住宅は少なく、全体の1%程度と言われています。そのため、建築する土地が「防火地域」に指定されていない限りは、木造か鉄骨造でも十分でしょう。

予算

まずは、住宅の購入にかけられる予算で希望を叶えられる住宅会社を妥協せず探すことが大切です。住宅会社によっては、価格帯ごとに建築できる住宅をグルーピングしている会社も多くあります。また、建築棟数が多い会社であれば、スケールメリットで材料費が他社よりも抑えられるケースもありますので、コストを無理なく削減できる会社を探してみましょう。

また、無理なコスト削減の交渉はなるべく避けた方が失敗は少ないでしょう。なぜならば、コストが抑えられた分、施工会社の質が下がってしまうというケースも考えられるからです。こだわりたい部分が明確な場合は、こだわりの部分が得意かつ安価で対応できる工務店などを根気強く探してみるのがよいでしょう。

デザイン

デザイン面で住宅会社を選ぶ場合は、自分が希望するデザインが実現できるかが重要です。ハウスメーカーや工務店いずれもモデルルームを公開していることが多いため足を運んでみるとよいでしょう。

好みのデザインを扱っている住宅会社が見つかった場合は、デザイン以外のポイントにも注意して確認しましょう。主に見落とされがちなのは、キッチンなどの家事動線や収納は十分にあるかという点です。生活する上で不便な設計になっていないかを踏まえ、最終的な判断を行いましょう。

営業担当者

営業担当者のスキルや相性も住宅会社選びには欠かせないポイントです。家の設計や仕様を決める際には基本的に営業担当者を通して設計担当者などへ希望を伝えます。そのため、話しづらい雰囲気を感じてしまったり、営業担当者の知識が浅く要望をしっかりと汲み取ってもらえないと住宅に不満が残る結果になるでしょう。
住宅会社を選ぶ際には営業担当者との話しやすさや、知識が豊富で自分の要望を正しく汲み取ってくれているかを注意して確認しましょう。

アフターサービス・保証

アフターサービスとは、入居後の定期メンテナンスや住宅に不具合があった場合の無償修理の条件などです。主に差が出るのは定期メンテナンスの部分です。長期の保証をアピールする会社もありますが、メンテナンスは有償である場合も多いため、内容をしっかり確認しましょう。

大手ハウスメーカーと工務店の違い

工務店もハウスメーカーも家を設計し建築する会社という点では同じです。そのため、両社の違いについてよくわからないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、工務店とハウスメーカーの違いについて詳しく解説します。

大手ハウスメーカーの特徴

ハウスメーカーは全国規模で事業を展開している会社が多く、住宅展示場も各所に点在している点が特徴です。独自のブランドやコンセプトが明確でわかりやすい会社も多いため、自分の希望した住宅に近い建設ができるかを判断しやすい点もメリットのひとつでしょう。また、大手のハウスメーカーであれば、アフターフォローが充実している場合が多いです。そのため、無料修理期間が設けられていることもあり、家の完成後もサポートが充実しています。

工務店の特徴

工務店は一般的に限られた範囲の地域を対象として事業を展開している会社です。ただし、工務店にもさまざまなタイプがあり、近隣の県や地域までをカバーする大手工務店もあります。
工務店の特徴は限られたエリアに詳しく、職人の手配や管理をはじめとし完成までの全ての工程に責任を持つ点です。注文住宅やこだわりのデザインに対応している工務店も多く、予算内で自由度の高い住宅を購入できる可能性があります。

ハウスメーカーと工務店どっち?おすすめの選び方

ハウスメーカーと工務店では、それぞれの得意な領域が異なるポイントがいくつかあります。ハウスメーカーと工務店のどちらを選ぶか、判断基準として5つのポイントに分けて解説いたします。

施工技術

施工の技術力は現場の職人のスキルで左右される部分です。しかし、ハウスメーカーの施工は工場で加工された建築資材が届き、現場の職人は手順通りに組み立てるだけということが多いです。そのため、ハウスメーカーの住宅は仕上がりにばらつきが少なく品質が安定しているケースが多いです。一方、工務店の場合は在籍している職人の腕によって品質や加工の精度などに差が出ることがあります。

予算

ハウスメーカーでは同じ規格の建築資材を大量生産することで、原価コストを下げられています。そのため、建売住宅の場合は費用を抑えられるケースがあります。しかし、間取りや仕様をアレンジしたい場合は工務店よりも高額になる可能性があるので注意が必要です。また、大手ハウスメーカーは宣伝広告費にかける費用が大きいため、その分建築費が割高になっている場合もあります。

工務店で家を建てる場合は、地元産の建築資材を使うことで物流にかけるコストを抑えているケースがあります。また小規模な工務店ではひとつの家づくりに関わる人員がハウスメーカーよりも少ないため、建築費に反映する人件費が少ない点も魅力です。宣伝広告費をかけないことも起因し、相対的にハウスメーカーよりもコストが抑えられるケースが多いでしょう。

デザイン

ハウスメーカーではさまざまなデザインや間取りの選択肢を自社のコンセプトに合わせて用意しています。そのため、自分のこだわりを取り入れる際には、基本的には元となる設計に細かな変更を加える形になります。外壁や室内の設備に選択肢がある場合もありますが、用意された選択肢から決めていくという点では自由度として低いタイプが多いでしょう。

工務店は元となる設計を用意せず、オーナーの希望に合わせて仕様を決めていくスタイルが一般的です。そのため、設計の自由度が高く自分の好みの家を建てられる点がメリットです。間取りや設備をはじめとして、好みの素材を内装に取り入れたい場合などでも希望が実現しやすいでしょう。

営業担当者

営業担当者は相性や知識量など、人によって差が出てくる部分ではあるでしょう。しかし、ハウスメーカーの場合は顧客対応の研修が設けられているところも多く、担当者を変更するといった対応にもスムーズな会社が多いです。
工務店の場合は地元密着型でサービスを展開していることが魅力です。そのため、建てたいエリアに詳しかったり、土地の特性をしっかりと把握していることが多く、あらゆる面で頼れる場合が多いでしょう。

アフターサポート

ハウスメーカーか工務店かには関わらず、新築住宅の保証は法律で引き渡しから10年間、瑕疵があった場合の保証が義務付けられています。

ハウスメーカーの場合は、保証の義務期間に加えて最大で50年以上の保証を提示している場合があります。また、引き渡し後の定期メンテナンス体制を整えていることがほとんどです。

工務店の場合は業者によりアフターサポートの対応はさまざまなため、選定時にしっかりと確認することが大切です。一般的には地域密着型である強みを活かして、トラブルの際には駆けつけてくれることが多いでしょう。ハウスメーカーのように担当が異動になってしまうことがないのも魅力のひとつです。不安な場合は、完成までの間に施工会社が倒産などの理由で工事を継続できなくなった際の保証制度である「住宅完成保証制度」に加入状況をチェックするとより安心でしょう。

選び方のまとめ

ハウスメーカーと工務店のどちらが良いかは、何を重視するかで大きく変わってきます。保証内容や住宅の品質を確実に担保したい場合は、しっかりした経営母体を持つハウスメーカーがおすすめです。一方で、フルオーダーで自由なデザインの家を建てたい場合や、無駄なコストをできるだけ削減したい場合は工務店のほうが向いているでしょう。

住宅会社を選ぶ場合は、今回ポイントとして挙げた施工技術、費用、デザイン、営業担当、アフターサポートの中で自分たちが最も重視する点を明確にした上で判断しましょう。

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