ビルドアートマガジン

注文住宅の流れ|住宅の相談から入居までどのくらいかかる?

2021.04.16

住まいづくり

家づくりには時間がかかるということは知っていても、具体的にどのくらいの時間がかかるのか、どのような流れで進むのかを理解している人は少ないかもしれません。そこで今回は、注文住宅を計画してから入居するまでの一連の流れについて説明します。各段階で注意したいポイントなども説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

注文住宅の流れ

注文住宅を建てるには、早くて1年、じっくり準備するなら2〜3年ほどの期間が必要と考えられています。家づくりの一般的な流れは次のとおりです。

1. 家づくりのイメージをする
2. 住宅会社に相談
3. 土地探し
4. 敷地調査
5. プラン提案・見積り・資金計画
6. 契約
7. 詳細設計の打ち合わせ
8. 着工
9. 竣工・引渡し
10. アフターサポート

それぞれの段階で何をすべきか、どのくらいの日数がかかるのかなど、以下にて具体的に解説します。

Step①家づくりのイメージを立てる【約1〜2ヵ月】

住まいに対する要望は家族でも意見が分かれるものです。意見を出し合って紙に書き出していくと、それぞれの考えが具体的になり、まとめやすくなるでしょう。

土地について

土地から探す場合には、まず住みたいエリアを決めます。自治体の取り組みをチェックして、福祉の充実度や子育てのしやすさなどから住みやすそうなエリアを選ぶのもよいでしょう。地震など自然災害のリスクを抑えるために、ハザードマップを確認して危険の少ない場所を選ぶことも大切です。

利便性を重視するのか、静かな住環境を重視するのかでは選ぶ場所が違ってきます。最寄り駅からの距離や環境などをチェックしながら、いくつか住みたいエリアをしぼってみてください。

外観・間取り・設備などについて

家の外観や間取り、住宅設備などへの希望も細かく書き出してみましょう。そのなかで絶対に譲れない希望を1つか2つ決めておくと、実際に細かいプランを決めるときにスムーズに進みます。

資金について

注文住宅を建てるのにローンを組む場合は、毎月無理なく返済できる金額はいくらぐらいなのかも考えなくてはなりません。まずはどれだけの自己資金が用意できるのかを計算してみましょう。親からの援助が期待できる場合には、それも含めて予算を立ててみてください。子どもの教育費や自分たちの老後の生活費なども考えて、無理のない資金計画を立てることが大切です。

Step②住宅会社に相談【約2〜4ヵ月】

希望や予算がざっくりと決まったら住宅会社へに相談します。自分たちが立てた予算が妥当なのかを相談し、資金計画をある程度固める段階でもあります。住宅展示場やショールームなどに足を運んでモデルルームを見学し、自分たちがイメージする家を建ててくれそうな会社を探してみましょう。

注文住宅を建てる際は、ハウスメーカーや工務店、設計事務所に相談するのが一般的です。それぞれ次のような特徴があるので、参考にしてください。

・ハウスメーカー:品質が安定しているのが特徴で、大手ならではの安心感がある
・工務店:地域密着型の会社が多く、ちょっとした要望にも迅速に対応してくれることが多い
・設計事務所:施主の希望をできるだけ優先してくれるため、個性的なデザインも実現できる

Step③土地探し【約2〜4ヵ月】

土地を購入する場合は、住宅会社選びと並行して土地探しをはじめましょう。住みたいエリアの不動産会社に相談するのが一般的ですが、住宅会社に相談することも可能です。予算や希望条件などを伝えて探してもらいましょう。

このときに注意したいのが、期限を決めることと条件に優先順位をつけることです。100%希望を満たす土地が見つかることは滅多にありません。これだけは譲れないという条件以外はある程度の妥協をしつつ、期限を決めて探すようにしてください。そうしなければ、いつまでたっても家を建てることはできないでしょう。

Step④敷地調査

土地が見つかったら敷地調査と地盤調査を行ないます。専門の調査会社に依頼する場合は数万円ほどの費用がかかりますが、土地を探してくれた住宅会社がサービスとして無料で調査を行なってくれることもありますので、確認してみましょう。

敷地調査とは、その土地にどのような家が建てられるかを調査するもの。土地の広さや形状、高低差、道路の位置、法的制限の有無などを調べます。地盤調査は地盤の状態を調べるもので、結果によっては地盤改良などの追加工事が発生する可能性もあります。

近くに川や池などがある場合や、近隣の建物の基礎部分にひび割れが目立つ場合は、地盤が柔らかく改良工事が必要になるケースが多いようです。土地選びの際に意識しておくとよいでしょう。

Step⑤プラン提案・見積り・資金計画【約1〜2ヵ月】

次に、候補に選んだ住宅会社からプランの提案や見積もりを出してもらいます。Step①でまとめた理想の家のイメージをより具体的にしていく段階です。希望条件に優先順位をつけ、住宅会社に相談し、プランニングしてもらいましょう。

この段階ではまだ契約ではありません。同じ設備でも標準仕様なのかオプションなのかなど、会社によって細かい違いがあります。どの施工会社に依頼するのかは、提示されたプランと見積りをしっかり比較して決めるようにしてください。不明点などは遠慮せずに確認することが大切です。質問に対して丁寧にわかりやすく説明してくれる、迅速に対応してくれるなど、担当者との相性もチェックするようにしましょう。

Step⑥契約

プランや資金計画、依頼する施工会社が決まれば、いよいよ契約です。土地を購入する場合には不動産会社で土地売買契約を、建物の施工に関しては工事請負契約を締結します。契約時には各契約書をはじめ、重要事項説明書や設計図書などボリュームのある書類を確認します。事前に写しをもらうこともできるので、あらかじめ入手して契約日までに目を通しておくことをおすすめします。

契約と同時に手付金や仲介手数料、印紙代などの支払いが発生するので、いくら準備するのかを確認しておきましょう。ローンの利用を予定している場合は、つなぎ融資や分割融資が利用できるかも確認してください。住宅ローンは原則として建物の完成時に実行されるため、建築前の支払いには対応できません。そのため、注文住宅の契約時には、完成前に融資が受けられるつなぎ融資か分割融資を利用するのが一般的です。

Step⑦詳細設計の打ち合わせ【約2〜4ヵ月】

契約後、あらためてプランの詳細を打ち合わせていきます。契約前に提示されたプランをもとに屋根や外壁、天井・床・壁材の色や材質、コンセントの位置、窓の大きさや数などを細かく決めていく作業です。給排水の経路や電気配線、コンセントの位置なども確認していくため、複数回の打ち合わせが必要になります。

このときに間取りや設備のグレードを大幅に変えたりすると、予算が大きく増えることもあるため注意してください。契約前のプランニングの時点で、変更した場合にどのくらい増えるかを確認しておくとよいでしょう。

Step⑧着工・竣工・引渡し【約4〜6ヵ月】

プランが確定したら建築確認申請を行い、着工・竣工・引渡しとなります。工事が始まる前には地鎮祭、棟上げのタイミングで上棟式といったセレモニーを行うこともありますが、近年は省略する人も多いようです。

工事開始後はできるだけ現場に足を運ぶのがよいでしょう。工事の進み具合を自分の目で確認できますし、現場の職人さんとのコミュニケーションも楽しめます。工事中は騒音や工事車両の出入りなどで近隣に迷惑をかけることもあるため、住宅会社の担当者や現場監督と一緒に近隣への挨拶をしておくと安心です。

なお、着工時・竣工時・引渡し時は、それぞれ残金の支払いタイミングでもあります。トラブルなく支払いができるよう、準備しておきましょう。

Step⑨アフターサポート

引渡しの前に施工会社の担当者や工事管理者などの立会いのもと、建物のチェックを行います。このときに不具合が見つかった場合は、いつまでに修理するのかを明確にし、書面で提出してもらうようにしましょう。

無事に引渡しを受けても、住み始めてから不具合に気づいたりトラブルが発生したりする可能性はゼロではありません。注文住宅は建てたら終わりではなく、建ててからがスタートです。無償で補修してくれる期間や定期点検の時期など、アフターサポートについては必ず事前に確認しておきましょう。

注文住宅で家を建てるには1年以上かかる

注文住宅は検討から入居まで、早くても1年を要します。特に期限を定めない人はマイペースで進められますが、子どもの入学に間に合わせたいなどの事情がある場合は、1~2年前から行動を始める必要があるでしょう。

また、マイホーム取得に関する税制上の優遇措置は頻繁に変わるため、こちらもチェックしておきたいところです。たとえば、住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は、2020年9月末に住宅取得の契約をしている、もしくは2020年12月31日までに居住開始していれば13年間の控除が受けられました。ですが、2021年1月1日から2021年12月31日までは10年間しか控除が認められません。入居予定から逆算して行動を開始することを意識してください。

まとめ

自分たちの理想を実現できる注文住宅に憧れる人は多いでしょう。ただし、注文住宅を建てるには早くて1年、場合によっては2~3年もの月日がかかります。建売住宅など既存の建物を購入するのと違い、つなぎ融資や分割融資が利用できるかどうかを金融機関に確認する手間も必要です。ビルドアートでは設計に関する相談だけでなく、資金計画や住宅ローンなどの相談も承っているので、ぜひお気軽にご相談ください。

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