満足できる収納の考え方

2025.06.20

住まいづくり

「収納は多ければ多いほど良い」と思っていませんか?たしかに収納スペースが多ければ、モノは片付けやすくなります。しかし、ただやみくもに収納を増やすと、暮らしの動線や空間の使い方に悪影響を及ぼすことも。今回は、「収納が多い家」が失敗してしまう理由と、使いやすく満足度の高い収納を実現するための考え方について解説します。

目次

1. 収納が多い家がうまくいかない理由

「収納が多い=便利な家」と思われがちですが、実際には収納を増やすことが原因で後悔するケースも少なくありません。

  • 収納が通路を狭めて動線が悪くなった
  • 使わないモノまでしまい込み、モノが増えてしまった
  • 家族で共有しづらく、管理が煩雑になった

つまり、「収納の多さ」は、暮らしやすさに直結しないこともあるのです。

2. 収納は“量”より“質”が重要

収納において最も大切なのは「どこに・なにを・どうしまうか」が考えられていること。

同じ床面積でも、使い勝手や管理のしやすさに大きな差が出ます。

■ 良い収納の条件とは?

  • 使用頻度に応じて「取り出しやすさ」が考えられている
  • 家族全員が使いやすい位置・高さにある
  • モノの“居場所”が明確で散らかりにくい

3. 満足できる収納をつくる3つの考え方

❶ 「使う場所の近くに収納を配置する」

キッチン用品はキッチンに、掃除道具は各部屋の近くにと、使う場所と収納が離れていると結局しまわなくなることも。

❷ 「見せる収納」と「隠す収納」のバランスをとる

全てを隠すと使いづらく、すぐに出せる「見せる収納」と組み合わせると、ストレスなく整理整頓ができる。

❸ 「家族全員で使える共有収納を計画する」

たとえばリビングに共有の文具・書類収納スペースを設けたり、玄関に家族全員の外出グッズをまとめたり。

使い方を明確にしておけば、「誰のモノかわからない問題」も防げる。

4. ビルドアートの収納設計事例

■ 実例:家族で使える大型ファミリークローゼット

  • 各部屋に収納を分散せず、洗濯→収納→着替えを一箇所で完結
  • 子どもも「自分の場所」が分かりやすく、整理整頓しやすい

■ 実例:玄関横の土間収納+可動棚

  • ベビーカー、アウトドア用品、靴、上着など多目的に活用
  • ライフスタイルに応じて棚を変えられる自由度も魅力

■ 実例:見せる×隠すのミックス収納

  • リビングの壁面収納に本や雑貨を「見せる」棚
  • 書類・生活感あるモノは扉付き収納にしまってスッキリ

▶ 実例写真はこちら:DREAMHOUSE

5. まとめ|収納は「家づくり」そのもの

  • 多ければ良いのではなく、生活に合った収納こそ価値がある
  • 使いやすさ、家族の動線、整理整頓のしやすさを重視
  • 暮らしの質を高める“設計としての収納”を意識する

注文住宅なら、家づくりの段階であなたの生活にぴったりの収納を設計できます。

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