
注文住宅を考え始めたとき、最もこだわりたい空間のひとつが「LDK(リビング・ダイニング・キッチン)」ではないでしょうか?「広くて開放感のあるLDKに憧れる」という声がある一方で、「実際に何畳必要?」「家具の配置ってどう考えたらいいの?」と、具体的なイメージが持ちづらいという声も多く寄せられます。今回は、家族構成やライフスタイルに合わせた“ちょうどいいLDKの広さ”の考え方と配置のポイントについて、ビルドアートの提案視点も交えながらわかりやすくご紹介します。
目次
目次
- 1. 注文住宅のLDK平均広さはどのくらい?
- 2. 広ければいい?適正なLDKの広さを考える
- 3. 家族構成別|おすすめLDKプラン
- 4. LDKを快適にするレイアウトと動線の工夫
- 5. まとめ|LDKの心地よさは広さだけじゃない
1. 注文住宅のLDK平均広さはどのくらい?
注文住宅において、一般的なLDK(リビング・ダイニング・キッチン)の広さは16〜20畳程度が標準とされています。
- 16畳:4人家族で必要最小限。家具配置を工夫すれば十分機能的
- 18〜20畳:ダイニングとリビングを分けて配置できるゆとり空間
- 22畳以上:アイランドキッチンや大きなソファなど、ゆとりある設計に対応
ただし、同じ広さでも配置や窓の取り方、天井の高さで「広く感じるか」は大きく変わります。
2. 広ければいい?適正なLDKの広さを考える
LDKに関しては「広ければいい」とは限りません。実際には以下のような後悔も。
- 寒くてエアコンが効かない
- 家族同士の距離が遠くて会話が減った
- 空間を持て余して使いこなせない
逆に、16〜18畳でも動線や視線設計の工夫次第で十分な開放感を得ることも可能です。
3. 家族構成別|おすすめLDKプラン
👨👩👧 小さなお子さまのいる家庭(3〜4人家族)
- 17〜20畳がおすすめ
- 対面キッチン+回遊動線で家事も育児も快適
- リビング横に畳コーナーがあると昼寝や遊び場に便利
👨👩👧👦 成長した子どもがいる家庭(4〜5人家族)
- 20〜22畳以上のLDKが理想
- ゾーニングで家族それぞれの居場所を確保
- 広めのダイニング+ソファで団らんの質が向上
👫 DINKSやシニア夫婦
- 16〜18畳で十分
- コンパクトな動線と趣味のスペースを共存
- 余白ある設計で、ゆとりのある暮らしが可能
4. LDKを快適にするレイアウトと動線の工夫
「どこに何を置くか」「どう動くか」の視点がLDK設計では重要です。
✅ 家具サイズに合わせて設計
- ダイニング・ソファは事前にサイズ決定を
- 人が通るスペースは80〜90cm確保が目安
✅ キッチンから全体を見渡せる設計
- 対面キッチンやセミオープン型がおすすめ
- 横にパントリーがあると家事効率UP
✅ 収納と動線のバランス
- リビング収納で「仮置き」防止
- 日用品・薬・文具はまとめて収納できる配置が便利
5. まとめ|LDKの心地よさは広さだけじゃない
注文住宅でのLDK設計は、ただ広ければ良いというものではありません。
- 家族構成・暮らし方に合った広さ
- 生活動線と収納計画の工夫
- 採光・抜け感の設計で視覚的な広がりを演出
「数字」では測れない、ちょうどいいLDKを一緒に考えてみませんか?