ビルドアートマガジン

注文住宅の費用相場と2,000・3,000・4,000万円台の建築実例

2021.04.16

住まいづくり

注文住宅は建売住宅とは違い、自由に間取りを決められるぶん、全体の予算が見えづらいところがあります。また、建物費用だけでなくそのほかの費用のことも考えなくてはいけません。そこで、今回は注文住宅の費用相場はどのくらいなのか、どんなものに費用がかかるのか、また予算2,000~4,000万円台でどのような注文住宅を建てられるのか、説明していきます。

注文住宅の相場はどのくらい?

注文住宅の相場を、各地域に見ていきましょう。費用の相場を押さえることで、これから建てたい住宅の規模や予算を把握することができます。

建物のみの注文住宅の相場


建物のみの注文住宅の相場は、地域ごとに見ると次のようになっています。

●全国
住宅面積平均:125.8㎡(約38坪)
建設費:3,454万円

●首都圏
住宅面積平均:125.2㎡(約38坪)
建設費:3,772万円

●近畿圏
住宅面積平均:125.3㎡(約38坪)
建設費:3,555万円

●東海圏
住宅面積平均:127.8㎡(約39坪)
建設費:3,522万円

●その他地域
住宅面積平均:125.6㎡(約38坪)
建設費:3,276万円

古い建物を解体する場合、解体工事費用が別途かかることになります。解体工事費用は木造なのか鉄骨なのか、などによって金額に差が出ることに気を付けたいところです。

土地+建物の注文住宅の相場

土地と建物を同時に購入した場合の相場についても、地域ごとにあげていきましょう。

●全国
住宅面積平均:111.5㎡(約34坪)
建設費:4,257万円

●首都圏
住宅面積平均:105.8㎡(約32坪)
建設費:4,993万円

●近畿圏
住宅面積平均:111.0㎡(約34坪)
建設費:4,343万円

●東海圏
住宅面積平均:115.2㎡(約35坪)
建設費:4,278万円

●その他地域
住宅面積平均:113.8㎡(約34坪)
建設費:3,869万円

選ぶエリアや建物の工法などによって金額は異なるので、実際にはどのくらいの費用がかかるのか、確認することが大切です。

出典:2019年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

データからわかる注文住宅の相場

土地と建物を購入する場合のデータで注目したいのが、首都圏の住宅面積です。ほかの地域と比べて延べ床面積が小さいにもかかわらず、平均費用相場はほかの地域よりも高くなっていることがわかります。

土地の値段には差がありますが、東京都心部の土地の値段が高いため、そのぶん土地の平均価格をあげているといえます。土地と建物を購入する場合は、土地にかかる費用と建物にかかる費用の割合に注意して、予算を組みましょう。

注文住宅を建てるのにかかる費用は?

注文住宅の相場がわかったところで、実際にはどのような費用がかかるのでしょうか。ここでは、注文住宅を建てる際の費用の内訳を紹介します。

土地から購入して注文住宅を建てる場合

【土地にかかる費用】

土地から探す場合は、土地購入代がかかります。土地がないと建物は建てられないため、土地探しを優先してしまいがちです。ただ、予算オーバーしない、希望する間取りを建てるためには、土地と建物を同時に探すことが大切です。同時に探すことで、あとで余計な費用がかかってしまう、希望の間取りが入らない、といったトラブルを避けられるでしょう。


【建物にかかる費用】
建物にかかる費用で、主なものは次の通りです。

・建物本体工事
・地盤改良工事(必要な場合)
・附帯工事費
・外構工事費
・設計費用

建物にかかる費用の項目は多く、あとから追加費用が発生する可能性があります。最初からギリギリの予算を組むと、地盤改良工事費など思わぬ出費が発生し、予算が膨らんでしまうので、余裕を持った資金計画を立てましょう。

【諸経費】
この他にも土地売買にかかる諸費用が必要です。

・土地売買の仲介手数料
・登録免許税
・住宅ローンに関する手数料 など

総額では土地・建築費用総額の10%前後となることが多いです。また、土地を購入する場合には、仲介手数料や土地売買契約の印紙代などもかかります。

建替で注文住宅を建てる場合

【建替にかかる費用】

・建物本体工事
・解体工事費
・地盤改良工事(必要があれば)
・附帯工事費
・外構工事費
・設計費用

建替の場合は土地代がかからないぶん、解体工事費用がかかります。その際に、地盤改良工事をする必要がでることもあるので、余裕を持った予算を組んでおくことが重要です。

【諸経費】
・登録免許税
・住宅ローンに関する手数料

建替の場合は、古い建物を解体し、その建物がなくなったことを登記するための建物滅失登記が必要になります。ただし、土地から購入する場合でも、古屋が建っていたら、建物滅失登記をする必要があります。

このように、土地から探す場合と建て替えの場合にかかる諸経費は、微妙に変わりますので、該当するほうの諸経費を確認しておきましょう。

注文住宅の実例を見てみよう!

実際にどんな家を建てることができるのかを、ビルドアートでお手伝いさせていただいた実例を紹介していきます。予算や延べ床面積、間取りなどぜひ参考にしてみてください。

【2,000万円台】吹き抜けのある家(延べ床面積:96.66㎡)

【建物情報】
階数:3階建て
所在地:東京都西東京市 
敷地面積:75.88㎡ (22.97坪)  
延べ床面積:96.66㎡ (29.26坪)
価格帯:2,300万円台

コンセプトは「リビングからハナミズキの木を眺めながら過ごせる家」。東京都内の住宅ちで敷地が広く取れないぶん、吹き抜けによって開放感のある空間づくりが施されています。

ポイントとなるのは狭い敷地面積であっても窮屈にならない空間づくりと、シンプルな外観です。細かく部屋を仕切ったとしても、吹き抜けによる開放感が、窮屈さを緩和してくれます。また、外観の形状をシンプルにすることで飽きのこないデザインに。

一方で、キッチンはフルオーダーのスタイリッシュなデザインにして、洗練された空間に。吹き抜け空間の採光部分やクローゼットルームの設置など、生活空間を豊かにするための工夫もされていて、住宅密集地と感じさせない快適な空間づくりができています。狭小地という限られた敷地のなかで、上手に工夫された実例といえるでしょう。

▼建築事例の詳細はこちら!

家族の時間がゆるやかに流れる、ハナミズキのある家

【3,000万円台】間取りに工夫のある家(延べ床面積:185.49㎡)

建物のスペック
階数:2階建て
所在地:神奈川県横浜市
敷地面積:245.84㎡ (74.36坪)  
延べ床面積:185.49㎡ (56.10坪)
価格帯:3,700万円台

1階部分が親世帯、2階部分を子世帯の2世帯住宅です。中の扉一つで行き来できる2つの玄関で仕切られていますが、水回り部分などは完全分離しています。親世帯部分はダークでラグジュアリーな雰囲気に、2階部分は木目調の温かい印象の空間で、それぞれの世帯の好みに合わせた間取りとなっています。

建物の外観部分は凹凸の部分を上手にいかし、3色を組み合わせています。無彩色で合わせているので、落ち着いた上品なデザインになっています。また。立地の良さや建物の大きさをいかすために、太陽光パネルを採用しているところもポイントです。

▼建築事例の詳細はこちら!

2つのテイストが調和!間取りも工夫がいっぱいの2世帯住宅

【4,000万円台】好きなことを楽しめる家(延べ床面積:197.96㎡)

建物のスペック
階数:2階建て
所在地:神奈川県寒川町 
敷地面積:435.18㎡(131.64坪)  
延べ床面積:197.96㎡(59.88坪)
価格帯:4,400万円台

スクエアなフォルムの家は、ご主人と奥様の趣味を大切にした家づくりが施されています。奥様の大好き趣味はピアノで、玄関ホールからガラスを通してリビングのピアノが見える設計に。そして、奥行きのある大きなリビングの床には高級感のある大理石を使用。折り上げ天井の間接照明がさらにラグジュアリー感を出しています。

一方、野球が趣味のご主人は家に野球仲間を呼びたいという要望が。そのため、みんなが集まれる開放的なテラス空間や、居酒屋風の「和」の空間をつくるなど、ご夫婦それぞれがお互いの趣味を尊重したこだわりの家に仕上がっています。

▼建築事例の詳細はこちら!

ピアノと野球。夫婦それぞれの「一番好きなこと」をとことん楽しめる家

まとめ

注文住宅は自由に間取りを設計できますが、その前に費用の相場を知り、予算を考えていく必要があります。その限られた予算の中で、こだわりのある家づくりができるのは注文住宅の魅力であり、楽しみではないでしょうか。

ビルドアートには設計や資金など、それぞれの専門家がおりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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